おむすびコラム

「“作家”の自宅、覗いてみる?」

わが町『東大阪』は大阪府の中河内地域に位置し、大阪市、堺市に次いで第3位の人口を有しています。東大阪といえば、近鉄花園ラグビー場を擁する「ラグビーのまち」や、世界に誇る技術力の高い中小企業が多数立地する「ものづくりのまち」としても全国的に有名です。
しかし、東大阪にはまだまだ有名なものがたくさんあります。

 司馬遼太郎さんは1923年に大阪で生まれ、歴史小説家として活躍していました。
司馬遼太郎記念館は、司馬遼太郎さんの自宅と庭、安藤忠雄さん設計のコンクリート打ちっぱなしの建物で構成されています。自宅に隣接する建物内には高さ11メートルの吹き抜け空間に、自宅にある約6万冊の蔵書世界をイメージするため、約2万冊の蔵書を展示してあります。
そして、彼が好きだった雑木林のイメージで作られた庭には、自然のたたずまいのままに数多くの植物が四季の風景を演出しています。その庭の小路からは、彼の書斎を窓越しに見学することができ、机には彼が生前使用していた万年筆や色鉛筆などがそのままに置かれています。
 館内には、庭の風景を眺めることができる、落ち着いた雰囲気のカフェコーナーや、司馬遼太郎さんの著作の販売コーナーもあり、また記念館オリジナルグッズの販売などもしています。企画展やイベントも随時開催されていて、いつ行っても充実した時間が過ごせます。
 機会があれば是非訪れてみてはいかがでしょうか。

司馬遼太郎記念館
住所:〒577-0803 大阪府東大阪市下小阪3丁目11番18号
TEL:06-6726-3860
開館時間:10:00〜17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:月曜日(祝日、振替休日の場合はその翌日)、年末年始(12/28〜1/4)
入館料:大人・大学生 500円、高・中学生 300円、小学生 200円
    20名以上の団体は、入館料が2割引です。
アクセス:近鉄奈良線「八戸ノ里(やえのさと)駅」下車 徒歩約8分
     「河内小阪(かわちこさか)駅」下車 徒歩約12分

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